「あの世への入り口、オマンルパロがある」
との伝説が伝わる神秘の山、シリパ。
そして、高さ約44メートルの細長い「ローソク岩」。
このローソク岩も様々なアイヌ伝説があり、かつて千石場所いわれたニシン漁場の中でも特に良好な漁場で、ローソク岩は「鰊の豊漁を約束する海の神様」とも呼ばれていたそうです。
そんな伝説のあるシリパとローソク岩を船で巡ってみました。
余市フィッシャリーナから乗船し、出航です。
目の前に広がる青い空と海に、船旅の期待が膨らみます。
遠くに見えていたシリパがあっと言う間にすぐ側に迫ります。
近くで見ると「断崖絶壁」。
力強く勇ましい姿です。
少し進むと洞窟のような穴がいくつか見られました。
そんなアイヌ伝説を思い出させる光景です。
普段は見られない「裏シリパ」。
洞窟は気になりますがちょっと怖いです…。
少し進むと「恵比寿・大黒岩」も遠くに 小さく見えました。
そして、イルカが現れました。
パシャパシャと波を立て、船の近くをスイーッと泳いでいきました。
あまりの速さに写真に収められなかったのが残念です…。
今回、私が目視出来たイルカは2頭だけでしたが、
イルカの群れがいるときは100頭くらいバシャバシャ跳ねている姿が見られるそうです。
更に進み、古平町の近くに来ると…
ローソク岩です!
近くで見るととても大きいです!
かつては今の倍の太さだったというローソク岩。
昭和10年に大きな崩落があり、現在の姿になったそうです。
この日は曇り空の為、海は深いブルーでしたが、
晴れた日は海の底が見えるそうです。
そんな天気の良い日にまた来てみたいです!
船に揺られ、約1時間半のクルーズでした。
青い海の中、船に乗っていると現実世界を忘れてしまいそうになるほどの神々しい景色に沢山出会うことが出来ました。
潮風と波の音が心地よく、本当に素晴らしい体験でした!