北海道 しりべし巡り omorin blog

北海道「しりべし」で生活を楽しむomorinのblogです☆

「地域にお金が落ちる仕組みづくり」後編

「地域にお金が落ちる仕組みづくり」

私が行った取り組みは主に3つです。

 

1、余市町内の食材・人材・企業が関わって作られた商品の販売

 

2、YOICHIタータン商品を作成・販売し、ロイヤリティを観光振興に還元。

 

3、障がいのある方たちとの協力

    

 

その第1歩として私が取り組んだのは、余市町で作られた水産加工品をギフトショップでお取り扱いすることでした。

 

(有)マルコウ福原伸幸商店さんで作られている「めちゃ旨バクバク」。

この商品をお土産として販売できれば、と考えたのです。

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しかし、社内の規定をクリアするために要冷蔵での販売となり、「お土産」としては販売数なかなか伸びず…。

ですが、「めちゃ旨バクバク」をお土産仕様にした商品余市流 鰊の肴」が2018年に登場し、年間販売数30,000個を超える人気商品となりました!

 

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余市町のリンゴジュース、トマトジュースの販売も始めました。

「作っても、売る場所が無い…。」

そんな悩みを持っていた生産者さんが作るジュースを販売することで

「ここだけでしか手に入らない」というプレミアム感につながっています。

 

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そして、余市観光協会で作成した

「YOICHI タータン」商品の作成・販売。

「YOICHIタータン」のロイヤリティとして売上の一部が余市町の観光振興に使用される仕組みです。

 

余市在住のデザイナー、BryceMolenkampさんがデザインしたアップルバームクーヘンとチョコレート。

 

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ちなみに、YOICHI タータンチョコレートは2019年の年間販売数は10万個を越えました!

 

余市のシンボル、「シリパ」のステッカーもBryceMolenkampさんのデザインです。

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また、以前は余市ではない会社で作られた海外の果実を使用したジャムを販売していましたが…

現在は余市産の果実を使用したウイスキー入りジャムを販売しています。

こちらもYOICHIタータンデザインを使用しています。

 

 

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余市町のささなみ染色工芸さんで作成頂き、YOICHIタータンコースター、ハンカチ、ストラップも誕生しました。

 

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「観光消費額の地元調達率向上」に

障がいのある方たちにもご協力いただいています。

社内の人員では手が回らず、あれば売れるとわかっていながら販売することができなかったセットアップ商品。

現在はこのセットアップ作業を

「しりべし地域サポートセンターコミュニティ茶屋」さんにご協力いただいています。

私たちの残業削減にもなり本当に助かっています。

会社からセットアップ料金を「しりべし地域サポートセンターコミュニティ茶屋」さんにお支払していますが、

セットアップ料金を商品に上乗せして販売している為、会社の人件費(残業代)の削減になり、結果として「働き方改革」にも繋がりました。

 

ちなみに、セットアップ商品は2商品ありますが、どちらも2019年の年間販売数は1万個を越えました。

 

今年から羊毛クラフトストラップも販売し、売れ行きも好調です。

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余市町の会社や人が作る商品は価格が高く、生産量や物流も安定していない部分もあり、競争力が高いとはけして言えません。

余市町の会社で作られた商品の見積書を見た卸業者さんに、

「札幌の会社に頼んだらこの半分の価格でできますよ。」

と、もっともなアドバイスを頂いたこともあります。

「利益」を考えたら当然のことです。

でも、それでは余市町にお金は回らない。

高くても、数量が安定しなくても、書類が揃うのに時間がかかっても余市町の商品を売ること。

それが余市町の商品や経済を守ることに繋がると私は考えます。

地域経済を守るのは他の誰でもなく、自分たちなのだと気がつきました。

「誰かがなんとかしてくれるだろう」

ではなく、私たち一人ひとりの想いと行動が地域を守るのだと。

 

会社員としてできる

「地域にお金が落ちる仕組みづくり」は本当に小さなものですが、それぞれの立場で出来る最大限のことを行い、それらが集まることでDMO(稼ぐ観光)は機能するのではないかと考えています。

働いているだけで沢山の地域貢献が出来る勤務先をとても素晴らしい会社だと感じています。

 

 ちなみに、アンケート調査等で個人的に集めたデータによると、人が旅行するときに一番あてにするのは「口コミ」だそうです。

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CMやポスター、ネットなどの情報はもちろん大切ですが、

信頼できる人からの

「あそこに行って良かったよ~!」というお土産話やSNSでの発信は何よりも「行ってみたい!」という旅行動機を掻き立てるものなのかもしれません。

口コミしていただけるサービスや体験を提供すること。

そして外部に向けプロモーションすること。

この両方の取り組みが欠かせないのではと思います。

 

「観光」は何も観光業を営む人だけが行うことではなく、地域の様々な人たちがかかわることで豊かさを深められるのではと思います。

 

そして、観光の何よりも素晴らしいところは、

「人の思い出になる」「笑顔に触れられる」というところ。

ただのお金儲けではなく、そんな尊さにも触れられるのが、観光の素晴らしいところだと感じます。

 

 

 観光にいらっしゃるお客様はもちろん、そこに住む地域の人も会社も、「観光」に関わる全ての人たちに豊かさが循環し、幸せな気持ちを共有できる観光を目指して2020年をスタートさせたいと思います!

商品の製造・流通をはじめ、発注や品出しなど、いつもご協力して頂いている皆様に感謝いたします。

本年もよろしくお願い致します。

 

 

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論

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