現存する唯一の運上家
「旧下ヨイチ運上家」は江戸時代末期に設けられた蝦夷地経営の拠点。
切妻造で、屋根には正板三千枚、その上に二千個の石が置かれています。
運上屋の中は身分の低い人やアイヌの人たちが座る場所と、一般の人の場所、身分の高い人たちの場所がはっきりと仕切られており、身分の低い人たちの場所は板の間なのに対し、身分が高い人たちの場所には畳や敷物が敷かれています。
宿泊にも使用されていたそうで、遠山の金さんのお父様も宿泊されたとの事。
運上屋の敷地内には神社と庭園があり、秋には美しい紅葉も楽しめます。
今年の営業は12月上旬までだそうです。
冬期間はお休みし、また来年4月下旬から会館が予定されています。
美しい景色と歴史を感じられる運上家。
余市にお越しの際はぜひ見学してみてくださいね。
写真提供:Kei.ichikawa